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リコメンダー 大和 晶学生時代に映画に魅せられて以来、365日自主制作映画に埋もれたPFF事務局を皮切りに、ビデオ誌の編集、映画宣伝などを経て映画ライターに。とにかく、日々映画に接する人生をひたすら歩き続けてきた蓄積を活かして、国内外の様々な映画や映画人、映画祭などの魅力をお伝えします。

恋焦がれシネマ通信 第63回カンヌ国際映画祭レポート

entertainment掲載日10-06.17

審査委員長は奇才ティム・バートン監督!
賞レースの予想はいつも以上に難しい!?

 今年、63回目を迎えたカンヌ国際映画祭は、去る5月12日、リドリー・スコット監督、ラッセル・クロウ主演の『ロビン・フッド』をオープニング作品に、会期12日間の幕を開けた。目玉であるコンペティション部門の正式上映作品は19本。審査員メンバーはケイト・ブランシェットやベニチオ・デル・トロなど8人。彼らを従える審査委員長が、ハリウッドの異端の奇才ティム・バートン監督だけに、予想し難い賞レースの行方に否応なく興味をかき立てられる。
 前半戦は、イギリス監督マイク・リーの『アナザー・イヤー』、アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作『ビューティフル』(主演ハビエル・バルデムが男優賞受賞)、グザヴィエ・ボーヴォワ監督作『男たちと神々』(次席のグランプリ受賞)あたりが好評で、仏プレス陣に評判が良かったのは、フランス俳優マチュー・アマルリックの監督4作目『オン・ツアー』。彼自身が演じる、かつて成功を欲しいままにしたTVプロデューサーが、カムバックを目指し、ストリッパー一座を引き連れ巡業の旅へ。本物のストリッパーという彼女たちのドギツイ化粧と猥雑なパワーに少々辟易したが、型にはまらない勢いがあり、監督賞に輝いた。
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ティム・バートン監督(右から3人目)と審査員メンバー

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『オン・ツアー』のマチュー・アマルリック監督とダンサーたち


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