リコメンダー 大和 晶/学生時代に映画に魅せられて以来、365日自主制作映画に埋もれたPFF事務局を皮切りに、ビデオ誌の編集、映画宣伝などを経て映画ライターに。とにかく、日々映画に接する人生をひたすら歩き続けてきた蓄積を活かして、国内外の様々な映画や映画人、映画祭などの魅力をお伝えします。
恋焦がれシネマ通信『NINE』
掲載日10-04.01
『シカゴ』のロブ・マーシャル監督が
ラグジュアリーなミュージカルを映画化
スポットライトに照らし出されたステージに居並ぶグラマラスな女、女、女たち。その間を、咲き誇る花から花へと舞い飛ぶ蝶さながらに歩き回り、女たちと戯れる1人の男。愛を、人生を歌い上げる素晴らしい楽曲に、時にパワフルに、時に艶っぽく繰り広げられる華麗なダンス。まばゆい光とそれが作り出す影がめくるめくステージ、これ以上は望めないくらい豪華絢爛たるミュージカルの幕が開く。
冒頭から圧倒的なゴージャスさで始まる『NINE』は、『シカゴ』でアカデミー賞6部門を制覇したロブ・マーシャル監督の最新作。1982年ブロードウェイ初演で同年のトニー賞5部門に輝いた、傑作ミュージカルの初めての映画化だ。その原点にあるのは、1963年にアカデミー賞外国語映画賞を受賞した、フェデリコ・フェリーニ監督の不朽の名作『8 1/2』。新作映画のクランクインを目前に控え、突如スランプに陥った天才監督グイドの苦悶の日々を、彼を取り巻く美しい女たちとの愛を絡め、歌と踊りのエッセンスたっぷりに紡ぎ上げたマーシャル監督の手腕は、目を見張らんばかり。因みに本作は、フェリーニ作品のほとんどを生み出した、イタリア・ローマ郊外のチネチッタ撮影所で撮影されている。
冒頭から圧倒的なゴージャスさで始まる『NINE』は、『シカゴ』でアカデミー賞6部門を制覇したロブ・マーシャル監督の最新作。1982年ブロードウェイ初演で同年のトニー賞5部門に輝いた、傑作ミュージカルの初めての映画化だ。その原点にあるのは、1963年にアカデミー賞外国語映画賞を受賞した、フェデリコ・フェリーニ監督の不朽の名作『8 1/2』。新作映画のクランクインを目前に控え、突如スランプに陥った天才監督グイドの苦悶の日々を、彼を取り巻く美しい女たちとの愛を絡め、歌と踊りのエッセンスたっぷりに紡ぎ上げたマーシャル監督の手腕は、目を見張らんばかり。因みに本作は、フェリーニ作品のほとんどを生み出した、イタリア・ローマ郊外のチネチッタ撮影所で撮影されている。

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