
リコメンダー 三浦奈々依/Radio Kappo パーソナリティー。現在 TV、ラジオのパーソナリティーの他、イギリスで誕生したオーラソーマのカラーセラピストとして活動。色を通してその方の潜在意識や、新たな可能性を読み解く。趣味はゴルフと読書。
心を色にのせて… 07 太宰府天満宮
掲載日09-12.25
梅の香りをまとって
太宰府の飛梅を想う
九州から戻った翌日、友人からプレゼントが届いた。
それは、KANAZAWAと名づけられた香り。「春の訪れを告げる梅の香りと、薬物黒方の透明感のある香りで創りあげました」と書かれてある。凛とした美しさを感じさせるその香りに、太宰府の飛梅を思い出す。
「東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
主を慕い、一夜にして京の都から太宰府の地へ飛んだという飛梅。飛梅は天満宮の梅の中でも、一番最初に花を咲かせる。
今回はこの香りをまとい、原稿を書いている。
それは、KANAZAWAと名づけられた香り。「春の訪れを告げる梅の香りと、薬物黒方の透明感のある香りで創りあげました」と書かれてある。凛とした美しさを感じさせるその香りに、太宰府の飛梅を思い出す。
「東風吹かば 匂いおこせよ梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」
主を慕い、一夜にして京の都から太宰府の地へ飛んだという飛梅。飛梅は天満宮の梅の中でも、一番最初に花を咲かせる。
今回はこの香りをまとい、原稿を書いている。
二日前に訪れた、九州 太宰府天満宮。
平日だというのに、境内は多くの観光客で賑わっていた。朱色のお太鼓橋で池をバックに写真を撮る人。受験生らしき若者たち。ガイドさんの案内に真剣に耳を傾ける、団体客。
「心字池にかかるこの橋は、過去・現在・来世という三世一念を表現していると云われております。どうぞ過去の橋では振り返らないように、現在の橋ではつまずかないように、来世の橋では転ばないよう、お気をつけ下さい。」というガイドさんの声が聞こえてきた。
太宰府天満宮を訪れるのはこれが三回目だったが、そんな言い伝えがあるとは知らなかった。私はいつもよりゆっくりとした足取りで、お太鼓橋を渡った。鮮やかな楼門の奥に朱塗りに金がまぶしい、桃山建築の豪壮華麗な本殿が見える。
私はたくさんの観光客と共に一礼をし、楼門をくぐった。

太宰府天満宮 飛梅

美しい飛梅のポストカードは、太宰府門前町で購入することが出来ます

心字池にかかるお太鼓橋
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Marguerite09-12/28 8:58 PM | URL
太宰府天満宮のお話や写真、ありがとうございます!
写真から神聖な空気が伝わってきました。そして、初めて菅原道真公の生涯を知り、太宰府天満宮のイメージが変わりました。
特に、飛梅のお話も印象的でした。季節によって、おみくじの紙の色が違うことなど…
季節の移り変わりを景色や漂う空気だけでなく、香りや色で感じることができるのは、四季を五感で感じることができ素敵ですよね。行ってみたい場所がまた増えました。
また来年も、色を感じられるような素敵なお話をよろしくお願いします!
よいお年をお迎えくださいませ☆
ikumi10-01/01 2:43 AM | URL
いつもコラム、楽しませていただいております。
菅原道真公の最晩年の様子は、もの悲しくて梅の花のような儚い風情を感じてしまいます。
先日宮崎県の高千穂へ行ってきました。2年ほど前からの念願で天孫降臨の地を訪ねたのですが、そこで興味深いお話を聞いたので、今回コメントさせていただきました。
天照大神を祀る天岩戸神社で、弟のスサノヲの乱暴狼藉に怒り、隠れてしまった天の岩戸を実際に見学させていただいた時の案内人の方のお話です。
朗々した張りのある声での第一声が『菅原道真公が…』。
友人と2人で何故ここで道真公???と思ったのですが、そこから先がまた私たちにとっては驚きの新事実でした。
菅原道真公や神武天皇のように、神として天から降りてきた、と言われている神々も実は人間だった。天照大神はじめスサノヲさんやイザナギさん・イザナミさんも。所謂神々の皆様は天皇家のご先祖様で、神武天皇が生きている時に生きていた人が、人から神になったと言われ、神武天皇が生きた時代にすでに亡くなっていた人は元々神様、となっているそうです。
この話を聞くと日本の神様の人間臭いエピソードが現実味を帯びてきて、気楽に身近に感じられました。本当にびっくりしましたが。
案内人さんは最後に天皇皇后両陛下が尊敬されるのは日本人の食べ物と着るものを守るためにお祈りしているからですよ、と話してくれました。
菅原道真公も今でも日本人が信仰するような何かを守り残しているのでしょう。それは学問とか立身出世の思いだけではなく、日本人が今忘れかけている何か、が本当はあったんじゃないかな、と思ったりしました。
菅原道真公の晩年を想うと、よく巷で耳にするような怨霊となり、恐れられて祀られた…というイメージが感じられません。
仙台に戻ってから知ったのですが、高千穂は日本で最も菅原道真公への信仰の厚い場所のひとつだそうです。もちろん天岩戸神社も道真公を祀っていました。
ちなみに、天岩戸神社に行くことがあれば、はじめに社務所を訪ねて下さいね。社務所に天の岩戸を見せてほしいと申し出れば、案内人の方がお祓いをして下さって立ち入り禁止の天の岩戸の拝める場所へ解説付で連れて行ってくれます。しかも案内人の皆さん、すごくイケメンです。
次回のコラムも楽しみにしています。
MIURA10-01/03 10:40 AM | URL
Margueriteさん、いつも素敵なコメントありがとうございます!新しい年の始まり。いかがお過ごしですか?太宰府の飛梅は1月に開花しますが、白い梅の花はため息が出るほど美しいそうです。蕾の頃は紅色というのも、なんだか不思議な感じがしますよね。
太宰府には紅白の願い塩や飛梅のお香もあり、本当に五感が刺激されます。ぜひ梅の季節にいつか、旅をなさってくださいね。
プリマヴェーラ10-01/04 12:52 PM | URL
明けましておめでとうございます。
ななえさんの太宰府、大変興味深く拝見しました。
今まで、菅原道真公は学問の神様、受験の神様としての認識しかなかったのですが、今回のコラムを読んで、突き動かされる様に太宰府に行って来ました(来世の橋で転びそうになり危ないとこでした!)
今までの思いとはまるで違う心境で飛び梅を眺め、桃色のおみくじを引きました。
何気なく裏を見ると、月と鈴虫の絵が描いてありました。これはもしかしたら、道真公が失意のうちに見上げた月と侘しさをいや増す虫ではないかと、勝手に思ってしまうほど、ななえさんのお話しは私の中の道真公に色を塗って行きます。
栄華を極めたであろう都で宴と共に見上げた月、風流と聞いた虫の音も、ここでは色を失い、悲しみに拍車をかけるものだったのでしょうか。
梅が枝餅を一人頂きながら、道真公に思いを馳せる一日でした。
今月末頃には飛び梅の花も咲くと思いますので、また、訪れてみたいと思います。おみくじの色も楽しみです!
ななえさん、素敵なお話し有難うございました。
次回も楽しみに待っています。
Mont Blanc10-01/04 11:00 PM | URL
こんにちは。
コラムを見て大宰府天満宮と榎社、その佇まいの違いに驚いてしまいました。
確かに都で見上げる月とこの榎社から見上げる月はまったく違ったものに見えたことでしょう。
昨日偶然ある番組で拝見しましたが、都を追われ配流された先で亡くなった方々には、様々な思いがあったことでしょう。
いつか大宰府天満宮を訪れてみたいと思いました。
毎週土曜日に聞くななえさんの声と、編集長の柔らかい雰囲気に癒されています。
ななえさん、飲みすぎに気をつけてくださいね。
編集長、禁煙頑張って下さい!
宝珠10-01/04 11:05 PM | URL
明けましておめでとうございます。
学問の神様で有名な太宰府天満宮は是非とも参拝したい神社です。
祀られている菅原道真公に関してあまり知りませんでした。
亡くなるまでの失意の二年間、どれだけ無念であったのだろうかと胸が苦しくなりました。
また、誠の道を生きた道真公だからこそ、
沢山の人が参拝する神社の神になられたのだと思いました。
コラムの最後の御歌は心に染み込みました。
正しい事をしていても人に伝わることが少なく、無視されたり、煙たがられたり、
時には利用されたりなど正義の心が挫けそうになり、諦めかけていたところを
思い直すことができました。
正義を貫いていれば見てくれる人は必ずいるはず。
そして、その人に出会えたら人生の宝物ですね。
新年を迎えるにふさわしい、とても良いコラムを読ませて頂きました。
私も梅の花のように、人生の花を咲かせていきたいです。(^-^*)/
MIURA10-01/05 10:08 AM | URL
ikumiさん、プリマヴェーラさん、宝珠さん、コメント、ありがとうございます!ikumiさんの高千穂のお話、びっくりしました。道真公を祀る神社は全国にたくさんありますが、天の岩戸神社にもその御霊が祀られていたんですね!高千穂は、今年にでも一度訪ねてみたいと思っています。その際はikumiさんのアドバイスに従って、イケメンの皆様に解説つきで天の岩戸を案内してもらいますね。驚きの情報を有り難うございました!
プリマヴェーラさんは、太宰府に行かれたんですね!
来世の橋で転びそうになったと書いていらっしゃいましたが(笑)、私が太宰府を訪ねた時も、やはり楼門に近い来世の橋で、つまずいてジャンプしていた女性の方がいらっしゃいました。でも結果、転ばなかった、というのはプリマヴェーラさんもかなりの強運の持ち主だと思います。2010年はとてもいい年になるのではないでしょうか。
そして宝珠さん、いつも素敵なコメントありがとうございます。感謝です。太宰府のおみくじには、あの最後の御歌をはじめ、道真公、道真公の母君の和歌が書かれてあります。中でもあの和歌は心にしみますよね。
もうひとつ、「海ならずたたへる水の底までも 清き心は 月ぞ照らさむ」という和歌も大変有名です。もし和歌に興味がおありでしたら、太宰府天満宮の宝物殿にある、菅家の文華を是非お読みになって下さい。現代語訳がつき、とても分かりやすいですよ。
皆様、本年もどうぞよろしくお願い致します。
酉10-01/08 6:25 PM | URL
ななえさんのコラムをいつも楽しみにして
います。
菅原道真公は失意のうちに憤死し、祟りを
恐れた人々が神格化したと思っていましたが、
そんな感情を超越した方だったのですね。
心無い中傷により、都を追われたにもかかわらず、
天皇家の安泰を願っておられた心の広さには
胸を打たれました。
また、左遷先に幼い我が子を伴っていたことも
今回、初めて知りました。
大臣にまで登りつめた人が、栄養失調で我が子を
失うことになった失意はどれほどの苦しみだった
ことでしょう(T_T)
知識人としての栄華も苦しみも知り尽くした
人だからこそ、道真公は学問の神様であり、
日本人に愛され続けてきたのかもしれませんね。
MIURA10-01/13 12:19 AM | URL
酉さん、こんにちわ。
道真公に対するイメージは、祟神というのが圧倒的に多いかもしれませんね。
知識人としての栄華も苦しみも知り尽くした人だからこそ、という言葉に、ウンウンとうなずいてしまいました。これは最近分かったことなのですが、道真公のいる榎社に道真公が大切にしていた梅の鉢を届けたのは、老家臣、渡会春彦白太夫だったそうです。道真公に託された梅の木が枯れかかってしまい、罪に問われるのを覚悟で、榎社を訪ね、梅の鉢を道真公に。
道真公は白太夫の身を案じ、「都の梅が一夜にして飛んできた」と周りの者に告げたそうです。これが、飛梅の由来。道真は翌年、愛しい梅の花を眺め、それが道真公が見た、最後の梅になったそうです。何とも切ない話ですね。
酉さん、これからもどうぞよろしくお願い致します!